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田中哲也

M Speedは田中哲也氏を応援しています。

第9戦(栃木)

スーパーGT第9戦が11月7~8日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

TetsuyaTanaka

前戦第8戦で今季初勝利を挙げ、シリーズランキングも2位と同ポイントの3位に浮上した田中/平中組。
トップとの差も3ポイントと僅差に迫り、逆転タイトル獲得に向けて必勝体制で最終戦の地、茂木に臨んだ。
大混戦となったGT300クラスのタイトル争いに残ったのは田中組を含め6組。
田中/平中組がチャンピオンを獲得するには#19と#43よりも前でチェッカーを受けることが必須条件となった。

練習走行で4番手とまずまずの位置につけた田中/平中組。
今回の予選はノックダウン方式が採用され、最初のセッションでまずは平中選手がアタック。
8位で第2セッションに駒を進める。
1名のドライバーが2セッション連続で走行できないため、第2セッションは田中選手がステアリングを握り、16台中10位でクリア。
最終セッションへの進出を決める。
そして、最後に再び平中選手がアタック。
上位グリッド獲得はならなかったものの、#43が2番手、#19が3番手に対し、#11は4列目8番グリッドと逆転も十分可能な位置からのスタートとなった。
決勝レースは、薄雲りながら雨の心配はなく、ドライコンディションで行われた。
田中選手は絶妙のスタートダッシュを見せ、6番手にポジションを上げる。
トップ#81はスタートから好ペースで後続を引き離し、独走状態を築くが、2番手以降は#7、43、19、2、そして#11というチャンピオン候補達による熾烈なタイトル争いが展開される。
田中組は他車よりも早めの16周にルーティーンのピットインを済ませ、平中選手が前車#43に迫る。
そして、27周目に見事オーバーテイク。
その際、譲らない#43と接触。
#11に影響はなく、#43はコースアウトを喫するが、レーシングアクシデントと判断され、事なきを得る。
平中選手は次に4番手#2を追走し、32周目にかわすと、残るターゲットは#19のみとなる。
どちらか前でゴールした方がチャンピオン獲得、という状況の中、平中選手は#19に迫り、テールtoノーズまで追い込むものの、抜きにくいコースとして有名な茂木でオーバーテイクは叶わず。
僅か0.5秒の差で#19に続いて4位でチェッカー。
敗れはしたものの、チャンピオン争いに相応しい見事な戦いを見せてくれた。
シリーズランキングは#19、#7に続き、3位となった。

TetsuyaTanaka

<田中選手コメント>
念願のタイトル獲得まであと一歩だっただけに本当に悔しいが、最後の最後までチャンピオン争いをすることができ、充実した1年となった。
うちを含め多くのチームで取りこぼしのレースがあった中、チャンピオンを採った#19は全戦完走、全戦ポイント獲得と確実に結果を残してきたことが最大の勝因となったのではないかと思う。
今年1年でまたチームも確実に進歩したし、新たな課題も見えてきた。来年こそ念願のタイトル獲得を果たすべく、頑張っていきたい。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0909/0909qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0909/0909race.htm

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第8戦(大分)

スーパーGT第8戦が10月17~18日に大分県のオートポリスで行われた。

前戦2位表彰台でシリーズチャンピオン獲得への望みをつないだ田中・平中組。しかし、トップと12ポイント差の8位と厳しい状況は変わらず、タイトル獲得のため背水の陣でオートポリスに臨んだ。

JIM GAINERのフェラーリは昨年もここオートポリスでポールポジションを獲得するなど、もっとも得意としているコースであることから、好成績の期待がかかっていたが、土曜日のフリー走行開始早々にマシントラブルが発生し、十分なセットアップができないまま予選を迎えることになる。予選1回目はやはりセットアップ不足が影響してか、6番手に留まるものの、セッティングを変更して臨んだスーパーラップでは3番目に出走した田中選手が大きくポジションを上げ、#43#74に続く、ADVAN勢トップの3番グリッドを獲得する。

TetsuyaTanaka

日曜日の天候は前日に引き続き快晴。来年はオートポリスでのスーパーGTのレース開催がないことから、暫しの別れを惜しむ多くのGTファンが訪れた。
田中選手でスタートした決勝レースは、まずは3番手をキープ。田中組が装着するADVANタイヤもオートポリスを得意としており、まずは後方からミシュランタイヤを装着する前2台の様子を伺う。そして、レース中盤にその2台のペースが徐々に落ちてきたところで、田中選手はまずは#74をパス。さらに#43をかわし一気にトップに浮上する。
TetsuyaTanaka しかし、喜びも束の間。その直後、GT500マシン同士の接触に巻き込まれ、スピン。幸いコースオフすることなくすぐに再スタートをきることができ、マシンにもダメージがなかったことから、被害は最小限で食い止めることができたが、数台にかわされ、トップ争いは仕切り直しとなる。田中選手はその周にピットイン。予定よりも早いタイミングとなったが、平中選手に後半を託す。スピンで一旦はトップ争いから遅れをとるも、全車がピットストップを終える頃には、早くも2番手に浮上。再びトップ争いに加わり、#19とテール・to・ノーズのバトルを展開する。コーナーを得意とするフェラーリに対し、ストレートの速さを持つ#19。
なかなか決着が付かず、膠着状態が続く。ベテラン織戸選手に我慢の走りを続ける平中選手。もう打つ手はないかと思われたレース終盤に戦況が動く。後方から追い上げてきたGT500クラスのマシンを上手く利用し、一瞬の隙をついて平中選手が#19をオーバーテイク。その後は追いすがる#19を振り切り、見事トップでチェッカー。2006年以来となる優勝を飾り、シリーズランキングもトップと3ポイント差の2位タイに浮上した。

TetsuyaTanaka

<田中選手コメント>
勝てそうで勝てないレースが続いていたので、ようやく勝てて本当に嬉しい。これもチーム全員の頑張りのおかげ。500のマシンに追突された時は「あぁ~」と思ったが、ダメージなくすぐに復帰できて、本当にラッキーだった。平中選手は長いスティントになってしまったが、すごくいい走りをしてくれた。
最終戦茂木はノーウェイトのガチンコ勝負で、GT300クラスのマシンの力関係も変わってくると思うが、ウェイトハンディなしの開幕戦でもポールポジションを獲っているので、チャンスは十分にあると思う。茂木もうちのマシン得意のコース。ここで最終戦を迎えられるというのは流れが自分たちに向いているように思う。ライバルたちも臨戦態勢を整えてくるだろうから容易ではないと思うが、この流れをしっかり掴んで、悲願のタイトルをポールtoウィンで果たしたい。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0908/0908qual.htm
決   勝: http://supergt.net/supergt/2009/0908/0908race.htm

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第7戦(静岡)

スーパーGT第7戦が9月12~13日に静岡県の富士スピードウェイで行われた。

TetsuyaTanaka

土曜日の天候は生憎の雨。田中/平中組は午前中のフリー走行でレインセッティングの方向性をなかなか見出せないまま、予選を迎える。
午後になり雨は小降りになったものの、路面は依然として完全なウェットコンディション。
前戦ノックダウン方式で行われた予選は、今回再びスーパーラップ方式で行われたが、田中/平中組は上位8台に入ることができず、今季初めてスーパーラップ進出を逃した。

決勝は前日の雨から一変、ドライコンディションでのレースとなった。
レインで不調だった田中/平中組にとっては、願ってもいない展開となった。
10番グリッドからスタートした田中選手はまずはスタートポジションをキープ。
しかし、コーナーを得意とする#11はラップタイムで勝るものの、インフィールド区間では前車に詰まり、ストレートで離されるという展開が続き、なかなか自らのペースで走ることができず。
そこで、田中選手が規定周回数をクリアしたところで、他車より早めにピットイン。
クリアなポジションでコースに戻った平中選手は、自らのペースで周回を重ね、全車ピットインを終えた時点で#81、#19に続く3番手にポジションアップを果たす。
この時のトップ#81とのタイム差は10秒。しかし、前車2台ともピットインの際、片側のタイヤしか交換しておらず、4本ともタイヤ交換を行いペースに勝る#11は41周目にまずは#19をかわすと、レース終盤にはトップ#81に迫る。
そして、サイド・バイ・サイド、テールtoノーズのデッドヒートを展開しながら2台はファイナルラップを迎えると、遂に平中選手はプリウスコーナーで#81を捕らえる。
しかし、再び最終コーナーでインを刺され、2台並んだ状態で接触しながらストレートに立ち上がってくるものの、#81が僅かに先行。優勝を果たすことはできなかったが、10番手スタートの田中/平中組は大健闘の2位チェッカーとなった。

TetsuyaTanaka

<田中選手コメント>
予選は雨で、なかなか良い方向性が見出せず、今季初めてスーパーラップ進出を逃してしまうが、ドライの決勝レースでは、マシンも好調で、早めのピットイン作戦も大成功だった。
あと一歩のところまで追いついていながら、ああいう形でダイシンに負けたのは非常悔しいが、これまで得意としていなかった富士で2位に入ることができたというのは、大きな自信になった。
残る2戦はうちのマシンも得意としているコースなので、しぶとくチャンピオンを狙っていきたい。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0907/0907qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0907/0907race.htm

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第6戦(三重)

スーパーGT第6戦が8月22~23日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

Tetsuya_Tanaka

真夏の鈴鹿は毎年1000kmが恒例となっているが、今年は700kmに短縮。
ただ、短縮されてもスーパーGT開催レースの中で最も長いレースディスタンスであることに変わりはなく、猛暑の中、ドライバーにとってもマシンにとっても過酷なレースとなった。

これまでのスーパーGTの予選はスーパーラップ方式で行われているが、今回はノックダウン方式が採用された。
田中/平中組はまずはセッション1で両ドライバーが基準タイムをクリア。
続くセッション2では田中選手のアタックでセッション3まで駒を進めると、最後は今季初めてタイムアタックを任された平中選手が見事3番手タイムをマーク。ところが、予選終了後、スーパーラップ1位だった#66に車両規定違反が見つかり、予選タイムが抹消されたため、田中/平中組は1グリッド繰り上がり、#81に続き、2番グリッドを獲得した。

決勝レースはスタート直前に雨がぱらついたものの、その後は天候が崩れることはなく、ドライコンディションでの戦いとなった。
今大会はレース中に3回のピットインが義務付けられたが、燃費、タイヤの磨耗度合から見ても実質2回のピットストップでレースディスタンスを走りきることができると予想されたことから、ほとんどのマシンが3回のうち1回はピット作業を行わず、ストップ&ゴーでピットイン義務をクリアするという作戦を採った。
スタートドライバー平中選手は2~3番手をキープしたまま田中選手に繋ぐと、第2スティントでは他車がトラブルで脱落していく中、安定した走りでトップを快走。
この時点で既に#11と#81の2台のフェラーリが後続を大きく引き離していた。
78周目に2回目のピットインで再び平中選手に交代。#81に続き2番手だったものの、3回目のピットイン時に通常のピットストップを行わなければならない#81に対し、田中/平中組はストップ&ゴーを残していたことから、いずれトップに躍り出ると思われていた。
しかし、この後、田中/平中組に不運が襲う。
GT500マシンのトラブルによる火災が発生し、SCが導入される。田中/平中組はこのSC導入中に3回目のピットストップを行うものの、既にSC導入前に3回のピットインを終わらせていたマシンに先行され、5番手に後退することになってしまう。
SC解除後、残り30でのスプリントレースさながらの激しいバトルが繰り広げられ、平中選手も必死の追い上げを見せるものの、ポジションアップは叶わず、5位でチェッカーとなった。
優勝も狙えたレースだっただけに、無念の結果となった。

F430

<田中選手コメント>
今回はSUGOで明らかになった問題点が改善され、走り始めから非常に良い状態で、かなり手ごたえを感じていただけに、ツキがなかったとしか言いようがない。
優勝も狙えたレースだっただけに悔しいが、マシンは良い状態になってきているので、残りレースで挽回していきたい。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0906/0906qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0906/0906race.htm

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第5戦(宮城)

スーパーGT第5戦が7月25~26日に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

F430

予選1回目、7番手だった田中/平中組はスーパーラップで1ポジション上げ、3列目6番グリッドを獲得する。
決勝レースはスタート時で気温30度を越す暑さとなったが、遠くの空には黒い雲が現れ、かすかに雷鳴が聞こえる不安定な状態でスタートの時を迎える。そして、徐々に雨雲は近づき、いつ雨が降りだしてもおかしくない状態となる。スタートドライバー田中選手はスターティングポジションをキープ。ちょうど田中選手の規定周回数をクリアした26周目ころからついに雨が降り出したため、ピットイン。レインタイヤに交換、ドライバーも平中選手に交代する。他のGT300マシンも同タイミングでタイヤ交換を行うが、田中/平中組は迅速なピット作業により、2番手でコースに復帰する。しかし、その後、雨が弱まるにつれ思うようにペースの上がらない平中選手は後続のマシンにかわされ、5番手に後退。更にコースは乾いてきたため、いち早くスリックタイヤへ交換の賭けに出る。このピットインで9番手にまで後退するものの、平中選手の怒涛の追い上げが始まる。レインタイヤで我慢の走りをするマシンをラップタイムにして約10秒も速いペースで追い上げた平中選手は、残り2周で#81(青木/藤井組)を捕らえ、遂に3番手に浮上。見事今季初の表彰台を獲得した。

F430

<田中選手コメント>
富士、セパンと不本意な結果だっただけに、今回は優勝を狙いにいった。ウェイトも35kgだったので、十分にチャンスはあると思っていた。予選はFIA GT仕様のフェラーリやポルシェに押され気味だったが、決勝レースではちょい濡れ路面のドライタイヤでのバランスが非常に良く、今季初表彰台獲得を果たすことができた。シリーズはちょうど折り返しを迎えたところ。ランキングトップとのポイント差も20ポイントあるが、まだ逆転の可能性は残されているので、今回の表彰台獲得を機に流れを変えて追い上げていきたい。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0905/0905qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0905/0905race.htm

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第4戦(マレーシア)

スーパーGT第4戦が6月20~21日にマレーシアのセパンサーキットで行われた。

TetsuyaTanaka

土曜日朝の公式練習はセッション開始早々にスコールに見舞われ、生憎のウェットコンディションに。しかし、その後天候はすぐに回復し、午後にはコースも乾いたため、ドライコンディションでのセッティングが十分に確認できないままのぶっつけ本番の予選となった。
予選1回目、7番手に付けた田中/平中組は、続くスーパーラップでは田中選手渾身のアタックで予選1回目のタイムを1秒以上も縮める3番手タイムをマーク。ところが予選終了後に、スーパーラップトップの#2(加藤/吉本組)に車両違反のペナルティが課せられたため、田中組は1グリッド繰り上がり、2番グリッドを獲得することとなった。
翌日曜日、朝のフリー走行はまたしてもウェットコンディション。スタート直前のウォームアップ時にも雨がパラついたものの、幸いすぐに上がり、ドライコンディションでの決勝レースとなった。フロントローと好位置からのスタートとなった田中選手であったが、オープニングラップに他車に追突され、スピンを喫し最後尾まで後退することとなってしまう。田中選手はそのまま走行を続け、その後11番手にまでポジションを戻すものの、接触のダメージか、14周目に左リアタイヤがバースト。緊急ピットインを余儀なくされる。
この際、ドライバー交代を行うことができなかったため、24周目再度ピットイン。平中選手に後半を託す。平中選手は13番手でステアリングを引き継ぐと見事な追い上げをみせ、シングルポジションの8位でチェッカー。ポイントを獲得したが、好グリッドからのスタート、レース中の両ドライバーの追い上げも見事で十分に優勝を狙える状態だっただけに、残念な結果となった。

TetsuyaTanaka

<田中選手コメント>
予選1回目は7番手だったが、スーパーラップ前に行った大幅なセット変更がぴったりはまり、#2のペナルティもあって好位置からのスタートとなったのだが、追突、バースト、 ピットインのタイミングとすべて悪い方向にいってしまった。気持ちを入れ替えて、次のレースで挽回した。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0904/0904qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0904/0904race.htm

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第3戦(富士)

スーパーGT第3戦が5月3~4日に静岡県の富士スピードウェイで行われた。

F430

予選1回目、6番手でスーパーラップ進出を決めた田中/平中組。さらにスーパーラップでポジションを上げ、4番グリッドを獲得する。
決勝レースは田中選手でスタート。順調に表彰台圏内を走行していたものの、レース中盤、電気系トラブルの発生で、緊急ピットインを強いられる。これで後退を余儀なくされるが、大事には至らず、処置を施した後、平中選手に交代し、コースに復帰する。
ところが、しばらく周回するものの、突然コースサイドにストップ。サスペンショントラブルにより、走行不能となり、無念のリタイヤとなった。

F430

<田中選手コメント>
開幕戦、第2戦と着実にポイントを獲ってきていただけに、今回のノーポイントは痛い。
今回は予選でも4番手につけることができたし、レースでも表彰台を十分に狙えるポジションだっただけに残念。ここでいい流れを止めないよう、次のセパンでは確実に上位を狙っていきたい。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0903/0903qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0903/0903race.htm

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第2戦(鈴鹿)

スーパーGT第2戦が4月18~19日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

F430

今秋のF1開催に備え、大幅に改修工事が行われた鈴鹿サーキット。今大会はその杮落としレースとしての開催となった。

予選1回目に5番手につけ、開幕戦に続く2戦連続のポールポジション獲得を狙った田中/平中組であったが、スーパーラップでは思うようにタイムが伸びず、7位に留まる。
決勝レースは、予選4番手の#2プリヴェ アップル 紫電がピットスタートとなったため、実質6番手から田中選手がスタート。#43 ARTA Garaiyaをかわし、5番手につける。
その後#43と抜きつ抜かれつのポジション争いを展開。#81ダイシン アドバン Ferrariがピット作業時のミスで大きくタイムロスしたことで、1つポジションを上げた田中/平中組は、後半も続いていた#43との戦いに決着をつけ、4位でチェッカー。表彰台には僅かに届かなかったが、開幕戦に続き、ポイント獲得を果たした。

F430

<田中選手コメント>
開幕前の合同テストも少なく、ドライコンディションでのロングテストが十分にできないまま今季初めてのドライレースに臨むこととなり、タイヤの選択にも悩まされた。また、今回は強敵ハンコックが参戦してきたこともあり、厳しい戦いを予想していたが、#2や#81がトラブルやミスで後退する中、着実に走りきり予選よりポジションを上げてレースを終えることができた。が、毎回そう上手くいくわけではない。他の後退を期待するのではなく、しっかり実力で予選上位を獲れるようにならなければ。
開幕戦が雨のレースだったので、今回のドライレースでドライコンディションでの各マシンの力関係がようやく見えてきたレースだった。

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0902/0902qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0902/0902race.htm

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開幕戦(岡山)

2009年のスーパーGTが3月21日に岡山国際サーキットで開幕した。

昨シーズンから引き続きJIM GAINERでフェラーリのステアリングを握ることとなった田中選手。今季は若手平中克幸選手とコンビを組み、チャンピオン獲得を狙う。
マシンは開幕戦より新車のF430を投入。これまでフェラーリを開発してきた経験を生かし、チーム独自に設計。大改造されたマシンのデビュー戦となった。
今季より金曜日の練習走行が土曜日に行われることとなったため、短い時間で如何にマシンを仕上げて、予選~決勝の作戦を組み立てていくか、これまで以上にチーム力が要求されることとなった。
田中/平中組は練習走行ではトップとコンマ1秒差の4番手、同日午後に行われた予選1回目も4番手につけ、スペシャルステージ進出を果たす。そして、スペシャルステージでは8台中5番目に出走。田中選手渾身の走りでトップタイムをマークし、見事2009年開幕戦のポールポジションを獲得した。
翌日曜日は生憎の雨。前日のドライコンディションでの予選から一変して、ウェットコンディションでのレースとなった。スタートドライバー田中選手はレース序盤#19、#43と三つ巴の戦いを展開。2番手の#43にかわされ、一旦はトップの座を譲るものの、#43が他車との接触で後退し、再びトップに躍り出る。しかしその後、#19、#7にかわされ、3番手に後退するとしばらく膠着状態が続き、ポジションをキープしたままピットイン。後半を平中選手に託す。平中選手も#19、#7に続き、表彰台圏内3番手につけるが、序盤接触で後退していた#43にかわされ、4位に後退。惜しくも表彰台を逃した。

F430

<田中選手コメント>
新車での開幕戦となったが、予選までは完璧だった。ただ、雨のレースはアンダーステアが強く、ペースを思うようあげることができなかった。開幕前のテストの時も、ウェットコンディションでいまひとつ良くなかったので、これからの課題の1つ。
ただ、ドライでも、予選はうまくいったが、今年はテストが少ないだけに、決勝がドライだった場合のシュミレーションはまだしっかりできていない感じ。土日レースというのも今回初めてだったので、不確定要素が多く、どのマシンが速いのか、力関係もまだ見えてこないというのが正直なところ。とはいえ、状況はどのチームも同じなので、こういう時こそ、チームの総合力で確実にポイントを獲っていきたい。
新車のポテンシャルの高さは今回のPP獲得で証明できたので、これからが楽しみ。
しっかり開発を進め、チャンピオン獲得を狙いたい。

【2009年参戦体制】
チーム: JIMGAINER (田中哲也/平中克幸 組)
マシン: #11 JIMGAINER ADVAN F430
[Ferrari F430 ABA-F430SC / F136]
タイヤ: YOKOHAMA

公式予選: http://supergt.net/supergt/2009/0909/0909qual.htm
決勝: http://supergt.net/supergt/2009/0909/0909race.htm

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現在の戦績
Round Date Position
1 2009.03.21 4
2 2009.04.29 4
3 2009.05.04 -
4 2009.06.21 8
5 2009.07.26 3
6 2009.08.23 5
7 2009.09.13 2
8 2009.11.8 4

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